ポップサイコロジーClub

アクセスカウンタ

zoom RSS マインドセット

<<   作成日時 : 2009/09/05 20:43  

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 8

 人生も変えるかも知れないマインドセットについてご紹介します。


【ここから本文(・∀・)】

心の姿勢(あり方)」が重要であることは,数え切れないほどたくさんの本に書いてある。例えば,よく取り上げられる「プラス思考」。「ポジティブ・シンキング」とか「積極的心構え(PMA:Positive Mental Attitude)」とか著者によって微妙に呼び方は違うけれども,基本的には前向きな心の姿勢を説いている。

ただし,必ずしもプラス思考は万能ではないらしい。マーティン・セリグマンによれば,リスクの高い状況ではマイナス思考が有効なのだそうだ(過去記事(プラス思考とマイナス思考 )参照)。

とはいえ,単純なプラス思考ではなく,人間に対するイメージを含んだ「心の姿勢」が,その人の成長に大きく関わっているのではないかという考えが,以前から頭にこびりついていた。

というのは,これまで仕事を通じてかなり多くの人と接点をもってきたけれども,いとも簡単に物事を諦めたり投げ出したりする人たちがいる。そして,そういう人たちに「共通する傾向」があるように感じてきたからだ。

その傾向とは,自分自身や他人に「すぐにレッテルを貼ろうとする」ことだ。
●私は勉強ができない。
●この人は私と違って頭がいい。
●彼は天才だからどんなスポーツもこなしてしまう。

レッテル(それがプラスのレッテルであっても)を貼られたくない自分としては,こういう人たちは苦手だ。なにかエネルギーを吸い取られそうな感じさえする。失敗すれば「ダメな人」だし,仮にうまくやっても「『できる人』なんですね」となって努力が認められていないような気がする。

もちろん,単にレッテル嫌いの人から避けられるだけなら,それほど問題はないのかもしれないが,実際は,こういうタイプの人たちは人生の中でかなり大きなものを失っているように思える。

長々と書いたけれども,自分がこれまで漠然と感じてきたことを一言で表現する言葉があった。

それが「マインドセット」である。

以前,加藤諦三との共著者であったキャロル・ドゥエックが面白そうな本を出したので思わず衝動買いした本の,最重要キーワードだ。

マインドセットとは「心のあり方」だが,このマインドセットによって,私たちが可能性を発揮できるかどうかが左右されるらしい。

著者・ドゥエックがマインドセットに注目するきっかけとなった「私の人生を変えてしまうような出来事」となったのが,子どもたちを教室に集め,難しいパズルの問題を解かせようとしたときのことである。

もともとドゥエックは,子どもたちが失敗したときにどうするかを観察しようとしていたのだが,中に「まったく予想外の反応を示す子ども」が現れた。


難しいパズルを出された10歳の男の子は,いすを引き寄せ,手をもみ,唇をなめながら,元気よくこう言った。

「なかなかとけない問題ってぼくだいすき!」

汗ばむほどパズルに夢中になっているもうひとりの子は,目を輝かせながらこうつぶやいた。

「このパズルをやると頭がよくなるよ,きっと」

どうなってるの,この子たち。私はそれまでずっと,成功か失敗か,その2つに1つしかないと思っていた。まさかつまずきそのものを楽しむ人間がいるなんて。この子たちはエイリアンだろうか。いや,何か重要な秘密を知っている子どもたちかもしれない。

人生の重要な局面で,進むべき道を示してくれる人が「人生の師」だとしたら,この子たちこそが私の師であった。この子たちは私の知らない大切な何かを知っている。それをどうにかして突きとめたい。つまずきを点からの贈り物にしてしまう「マインドセット」とは,どのような心の持ち方なのだろう。

この子たちは,努力すれば頭が良くなると信じている。そして実際,どんどん賢くなっている。つまずいても落ち込んだりしない。落ち込まないどころか,そもそもつまずくことを失敗とは考えておらず,何かを学びとるチャンスだと思っている。

人間の能力は学習や経験によって伸ばせるものなのか,それとも,石版に刻まれたように変化しないものなのかという議論は,今にはじまったことではない。しかし,今,あなたがどちらの説を信じるかによって,あなたの未来は大きく変わってくる

(キャロル・ドゥエック『「やればできる!」の研究―能力を開花させるマインドセットの力』より引用)



ドゥエックによると,自分の能力を「固定的で変わらないと信じている人」(こちこちマインドセット)は,自分の能力を繰り返し証明せずにはいられない,という。確かに,私のすぐ近くにも,いちいち自分の過去の成功体験を繰り返し繰り返しアピールする人がいる。

一方,「人間の基本的資質は努力次第で伸ばすことができるという信念」をもった人(しなやかマインドセット)は,「思いどおりにいかなくても,いや,うまくいかないときにこそ,粘り強くがんばる」ことができる。こちらのマインドセットは,「人生の試練を乗り越える力を与えてくれる」のだという。

しなやかマインドセット」は,能力に関してだけでなく,人間関係にも有効だ。例えば,ある人とギクシャクしてしまったとき,「こちこちマインドセット」なら,「私は嫌われる性格だから」あるいは,「あの人は最低」などといった対応になりがちだが,「しなやかマインドセット」だと,いちいち落ち込まずに人間関係を円滑にできる方法を模索できるだろう。

ドゥエックの本には,「マインドセットをしなやかにする方法」も書かれているが,さらに長くなるので,それはまたの機会に。大事なことは,「変化する」ことを選択することだろうと思う(過去記事『変化』参照)。

【写真:フランス/パリ】


パリはかなり久しぶり。できればゆっくりしたかったが,今回は忙しかったので1泊のみ。残念だけどまた訪れる理由ができたということにしておこう。

画像


ノートルダム寺院もなんだか懐かしい。

画像


ルーブル美術館はさすがに時間がなさ過ぎて車窓のみ。

画像


凱旋門も同様。まぁ,ここは記念写真だけでよいけど。

画像


ということでいちばんゆっくり見られたのは,帰国日に早起きして散歩したセーヌ川
きっとまた来ます(仕事か休暇&お金があれば)。

画像




★メンタルヘルスランキングで元気が出る記事を探す。









テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
面白い

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
すごく納得しながら記事を拝見しました。
マインドセット、心のあり方。

人は思い込みで生きていることが多く、
人にも、自分にも。
その枠を外すことができたら、
本当の自分にあえるような気がします。

しなやかなマインドセット、いいですね〜
私もそうありたいです。
きっと、子供たちの教えられることって、すっごくたくさんあるんですよね。
無限の可能性を秘めてるからですね。。

パリの風景、私も懐かしい〜〜
セーヌの朝陽、素敵ですね。。
わたしも、時間とお金をためて、また行きたいです〜
aqua
URL
2009/09/09 22:12
゜+.☆ aquaさん ☆.+゜

心がひかれますよね,しなやかマインドセット。自分もそうありたいと思います。

ドゥエックも書いてましたが,同じ人でも対象となる分野によってマインドセットは異なるものだそうです。

たとえば勉強やスポーツについては「しなやかマインドセット」でも,芸術には「こちこちマインドセット」とかですね。

とりあえず能力と人間関係についてはしなやかでありたいと思います。

>わたしも、時間とお金をためて、また行きたいです〜

激しく同意です(・∀・)
何度でも行きたいですね。
masa
2009/09/10 22:23
パリ散策 いいですねー
私は1度もフランスに行ったことありません
マインドセット これがわかってて、
なかなかうまくいきません。
今は忙しすぎて、マインドセットというより
体と心を初期化したいぐらいですw
さり
2009/09/14 12:19
゜+.☆ さりさん ☆.+゜

残念ながらパリでゆっくり散策できたのは,時間の都合でホテル周辺だけでしたが,それでも豊かな時間を過ごせた気がします。さりさんもいつか行ってみてくださいね。フランスに。

>マインドセットというより
体と心を初期化したいぐらいですw

つまり...

 マインドリセット

...ですね(・∀・)
masa
2009/09/16 20:09
masaさん!
ご無沙汰しました!

「私なんか」を一文字変えると「私なんだ」。

落ち込んだ後に色々もがく。
落ち込む前にリセットできるようになりたい!
みやび
2009/10/22 16:14
゜+.☆ みやびさん ☆.+゜

こちらこそご無沙汰してます(・∀・)
落ち込む経験も,そこから何かを学べるなら有益ですが,できればいちいち落ち込まずにすむなら,そうありたいですね。

たぶん,落ち込むような経験をしたときに,きちんと学べば,少なくとも同じようなことを再体験することはあまりなくなるんでしょうが,なかなかむずかしい課題です。
masa
2009/11/08 15:52
 子どもは大人の先生である、とジャン・ピアジェは言ってますね。
 ルーブル美術館、半日見物したときには、ほとんど駆け足でした。美術館見物には体力を要します。
風紋
URL
2010/03/15 01:11
゜+.☆ 風紋さん ☆.+゜

コメントありがとうございます(・∀・)
すっかりレスが遅くなりました(汗

風紋さんもルーブル美術館行かれたんですね。
ルーブル美術館は見所多すぎて半日でも駆け足になっちゃいますよね。
masa
2010/07/04 16:21

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
マインドセット ポップサイコロジーClub/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる